九州電力、玄海原発、配管腐食で蒸気漏れ

18/04/11

◎保温材 雨水が原因
九州電力は、発電を再開した玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)配管から蒸気漏れを確認したと発表した。2次系設備の配管に腐食による貫通孔が生じたことが原因となった。
 同発電所は、3月25日発電を再開し、調整運転を行っていたところ、30日に2次系設備である脱気器空気抜き管からの微小な蒸気漏れを確認した。発電を停止し点検した結果、配管外面の一部にへこみがあり貫通孔が見つかった。配管を覆う保温材の内部に変色や錆び状の付着物を確認した。この蒸気漏れによる環境への放射能の影響はない。
 九電は原因を「当該配管は屋外に設置されており、保温材を覆う外装版の隙間から雨水が侵入したことにより、保温材が湿潤状態となり、配管の外面に腐食が発生。貫通にいたった」と推定する。
 点検作業は、設備の外装板を含む空気抜き管のすべてで行い、その結果、蒸気漏れが発生した当該管の外装板下面の一部に、「著しい錆」の発生を確認した。当該管以外の空気抜き管の外装板については、同様の錆はなかった。
 保温材については、すべての空気抜き管について検査した結果、当該管の配管との接触部にあたる保温材に、変色や錆のような付着物が確認された。

TOP画面に戻る

お勧めの書籍