溶接日本一、根崎・坂口選手が栄冠

18/01/05

日本溶接協会は、昨年10月に開催した第63回全国溶接技術競技会東部地区神奈川大会の入賞者全42人を決定した。溶接日本一の栄誉である最優秀賞は神奈川県代表の根崎弘崇(被覆アーク溶接=手溶接=の部、IHI)*、坂口直也(炭酸ガスアーク溶接=半自動溶接=の部、トヨタ自動車の両選手が受賞した。 (*根崎選手の「崎」は、正しくは「山」偏に「竒」)

 根崎選手は同部門で昨年2位の雪辱を果たすとともに、神奈川県代表として地元の期待に応えた。神奈川県勢の優勝は10年ぶりとなった。坂口選手も愛知県代表として6年連続の優勝を果たし今年もその強さを印象づけた。 最優秀賞につぐ特別優秀賞は広島県代表の岩奥康平選手(手溶接、マツダ)、神奈川県代表で出場選手中最年少の20歳だった岩崎拳也選手(半自動溶接、IHI)が受賞した。また今大会は史上初となる女性選手2人が出場。広島県代表の渡部香選手(半自動溶接、マツダ)が優秀賞、東京都代表の中村久美子選手(半自動溶接、津覇車両工業)が優良賞と両選手とも入賞を果たした。現行の競技種目となった1978年以降、愛知県代表の最優秀賞受賞回数は通算17回と単独トップを更新。2位は広島県と神奈川県が10回で並んだ。4位は兵庫県の7回、5位は山口県の5回と続く。
 日本溶接協会、東部地区溶接協会連絡会、神奈川県溶接協会が共催した第63回全国競技会は昨年10月21・22日、横浜市磯子区のIHI横浜事業所を競技会場に開催。神奈川県、横浜市が後援。協賛は産報出版。協力は会場提供のIHI、溶接機提供のダイヘン、パナソニック、溶接材料提供の神戸製鋼所、日鐵住金溶接工業。
 競技の一般見学が可能となった今大会は、22日に手溶接と半自動溶接の2種目に各56人が6班に分かれ競技を行った。競技課題は薄板の溶接姿勢は横向、中板の溶接姿勢は立向上進。邪魔板のスカラップサイズの半径は手溶接・半自動溶接共通の20mm。競技課題の概要は次の通り(手、半自動共通)
【薄板】▽板厚=4・5mm▽溶接姿勢=横向▽継手の種類=I形・V形・レ形突合せ継手のいずれでもよい(ベベル角度、ルート面、ルート間隔は任意)▽裏当金=なし▽邪魔板=なし
【中板】▽板厚=9・0mm▽溶接姿勢=立向上進▽継手の種類=V形突合せ継手(開先角度60度。ルート面、ルート間隔は任意)▽裏当金=なし▽邪魔板=あり。スカラップサイズの半径は手溶接・半自動溶接各20mm選手は、練習、電流調整、タック溶接、邪魔板の取り付けと取り外し、本溶接、溶接終了後の競技材の清掃および実行委員の確認に要する時間を含め55分間の競技に臨んだ。


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