川重、遠隔協調ロボット開発

17/12/28

◇技能伝承をシステムで◇
川崎重工業は遠隔協調で熟練技能者の動きが再現できるロボットシステムを開発した。溶接や組み立てをはじめ、ロボット化が困難だった分野への適用を想定し、熟練技能者不足解決の手法として、一部ユーザー向けに限定販売を開始し、2019年度より一般発売を行う。開発した新ロボットシステムの名称はSuccessor(サクセサー)。遠隔協調を可能とするロボットシステムで、同社製の多種のロボットに対応できる。熟練技能者が遠隔操作した動きを、ロボットの自動運転に切り替えることができるほか、くり返し操作した動きを、AI技術を用いてロボットが学習することで、熟練者のような繊細な動きをロボットで再現できるのが特徴。
 溶接などにも必要な触覚や力覚、視覚、聴覚を再現できるフィードバック機能を持つことから、熟練技術者から新人技術者へ技能伝承をすることも可能とする。少量多品種の受注生産品や、頻繁にモデルチェンジを行う製造ラインなど、従来自動化が困難だった分野へのロボット導入が可能になる他、一人の作業者が複数台のロボットを遠隔操作できるマルチコントロール機能を搭載する。
 この他、人が遠隔操作で行ったばらつきのある作業でも、AI技術でロボットが学習することで自動運転ができるAI機能や、熟練技術者の作業をロボットに記憶させることで、ロボットを通じた技能伝承ができるトレーニング機能等を備える。

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