神戸製鋼、造船大組立ロボットシステムを開発

17/10/05

神戸製鋼所は10月4日、造船大組立工程向け溶接ロボットシステムを開発、販売を開始したと発表した。すでに国内の造船メーカーに導入される新システムは、従来の溶接作業時間に対して2割程度の削減につながるとの評価を得るなど、溶接作業の効率化に貢献する。また、造船現場における自動溶接は、国土交通省が推進する「アイ・シッピング(海事産業の生産性革命)」において、「生産性向上」や「省人化」に寄与する技術として期待が高まる。
 従来、船種により溶接対象部材のサイズや形状が多種にわたる造船大組立工程は、ロボットへの教示作業に時間がかかることや、部材の隙間寸法に応じた立向上進溶接が求められ、狭あいな場所での溶接も多いことなどから自動化が困難とされていた。
 今回開発したシステムは 1) ICTを活用した自動溶接ソフトウェア「SMART TEACHING」(スマートティーチング) 、2) 小型溶接ロボット「ARCMAN A30S」 、3)溶接ワイヤ「FAMILIARC DW―100R」 4)IoTを活用した安定生産支援システム「AP―SUPPORT」――で構成する。
 同社では、今回開発した小型ロボットやCAD連携ソフトについて、造船と同様に溶接士不足を課題とする建築鉄骨や橋梁分野に対しても将来的に展開していく。

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