アマダ、スイスの機械販社を買収/現地での提案を強化

12/02/20

 アマダ(岡本満夫社長)は今年1月、スイスの機械販売会社・アマシスの発行済み全株式を取得した。取得金額は2億円で、買収後はアマダスイスに社名を変更。スイス全域のアマダ製板金、プレス、切削、工作機械の販売サービスを担当する。社長は仏子会社のアマダSAから派遣する予定。従業員は当初10人からスタートし、現在5億円の売上を3年後には3倍の15億円に拡大する。
 アマシスは07年設立で、主にスイス国内でアマダの板金機械の販売を行っていた。現在、スイスの板金市場は年間100億円と推測されており、工業品のレベルだけでなくユーザーからの要望レベルも高い。アマダではこれまでレーザ加工機のほか、ベンディングマシンなどを中心に1400社に1600台の板金機械を納入しているが、その中で最近では自動化、デジタル化のニーズが高まりをみせている。
 同社では現地法人を設立することでユーザーの信頼感を高め、ドイツのソリューションセンターとの連携により、きめ細かなソリューション提案を直接行っていくことで、売上を大きく伸ばせる余地があると判断した。
 板金加工機械の主力製品であるレーザマシン関連の需要が世界的に拡大していく中、レーザ市場で売上の50%を占める欧州機械メーカーは、ユーロ安を背景に新興国のみならず日本市場においてもシェア拡大を狙い、勢い付いている。こうした状況の中で、同社は世界の板金市場の50%、かつ現地生産が80%を占め為替の影響を受けにくい欧州市場に経営資源を投入してきた。
 すでにドイツ、フランス、英国、イタリアなどで販売サービス拠点やソリューションセンター、テクニカルセンターの整備を完了。今後はロシアや北東欧、スイスなど従来、欧州の現地法人に任せていた地域を直接てこ入れすることで欧州でのシェア拡大を狙う。

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