福岡県「高圧ガス保安推進会議」設立、産学官連携で保安強化

09/11/20

 福岡県は高圧ガス事故撲滅と保安体制の構築に向け産学官の連携組織「福岡県高圧ガス保安推進会議」を設立、10日に北九州市のリーガロイヤルホテル小倉で設立総会が開かれた。同会議の設立は地域の特徴を生かす保安面での「福岡モデル」として注目されており、全国への波及も考えられる。
 同会議には福岡県商工部や九州大学など行政・大学と、福岡県高圧ガス保安協会、日本産業・医療ガス協会九州地域本部、福岡県高圧ガス流通保安協会、福岡県溶接協会、日本非破壊検査協会九州支部など関係12団体が加盟。設立総会には関係者約300人が出席した。
 冒頭、明賀孝仁会長(新日本製鐵執行役員八幡製鉄所所長)は「保安に関しては高圧ガス保安法などにより自主保安や啓蒙活動を実施してきた。今回、一層の保安体制の強化に向け、行政、大学、関連団体が緊密な連携を図るため当会議を設立した。会議では新たな保安技術の導入と、その技術の共有化を図ると同時に保安技術者の育成や保安基準の作成などによって保安強化につなげていきたい」と挨拶した。
 福岡県の麻生渡知事は「県内の高圧ガス事故は増加傾向にあり、昨年も23件発生している。その要因は設備の老朽化と人的要因が挙げられ、とくに人的要因は団塊の世代の退職とも重なり、保安を担う人材が減少し、技術水準が低下している。保安推進会議では保安技術・知識の伝承と人材の養成に尽力してほしい」と述べた。

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