2014/02/25

100円コーヒー

 このところ廉価なコーヒーが人気だ。
 かつてはコーヒーといえば純喫茶のような喫茶店で飲むものだった。ただ、この頃では、いわゆる喫茶店というカテゴリーの店は街に少なくなっているし、この手の店のコーヒー代は500円前後もするから商談でもするなら別だろうが気軽には利用しにくい。とくに、何かと気ぜわしくなっているこの時代、喫茶店の滞在時間も5分か10分、長くてもせいぜい15分くらいのところだからなおさら高額のコーヒー代は躊躇する。
 そういうことなのだろうが、この頃多いのはいわゆるコーヒー店。喫茶店とは異なるカテゴリーのコーヒー屋で、ドトールやスタバ、タリスなど。この手の店はコーヒー1杯がせいぜい200円や300円程度。喫茶店には劣るが、コーヒー専門店だからそれなりの味も出しているし、ちょっと一杯飲むにも長居するにも気兼ねがない。メニューに種類は少ないし、大方セルフサービスだが気軽に利用できるところが受けている。
 また、パン屋に併設された喫茶コーナーも昼食時に限らず利用者は多いようだ。これもコーヒー専門店のカテゴリーに加えてもいいような動きだ。
 さらに新しい動きとなっているのがハンバーガー屋やコンビニのコーヒー。これらは大概がコーヒー1杯100円程度だからこれはもう手軽。
 このうち、バーガー系では、マックのコーヒーはかつてはそれこそ飲めた代物ではなかったが、この頃のマックのコーヒーは随分と改良されてよくなった。100円でも十分にいける。好き好きのことではあるが、ちょっとコクに欠けるかもしれない。しかし、100円ならば十分に過ぎるくらいで、見ていると、コーヒーだけを飲みに来ているものもいるほど。
 また、同じバーガー系ということでは、バーガーキングのコーヒーはまずまずうまい。ハンバーガー屋のコーヒーとは思われない味わいだ。ただ、この店は100円で提供しているのは午前10時30分までで、その後の時間帯は180円となる。私は朝出勤の途上100円で購入しテイクアウトしている。つぶさに比べたわけでも観察したわけでもないが、朝、コーヒーだけをテイクアウトしている客はバーガーキングの方に多いように思われる。
 一方、最近進出著しいのがコンビニのコーヒー。大手コンビニチェーンの大半が取り扱っているようだ。このうち、セブンイレブンのコーヒーは100円ながらまずまずいける。同じ100円同士だし、ほぼマックと同等品という位置づけ。ただ、原則テイクアウト方式だから店の中でくつろぐというわけにはいかない。
 100円ではなくて180円と少し高めながらおいしコーヒーを提供しているのはコンビニ系ではローソン。ここのコーヒーならコーヒー専門店に引けをとらない。しかも、ローソンではテーブルと椅子を用意している店舗もあるから少しくらいの価格差なら100円店舗にも十分対応できるのではないか。
 ところで、カフェといえばパリということになるが、通りに張り出した席でのんびりと行き交う人々を眺めながら飲むコーヒーもまた格別ならば、バル(バール)でエスプレッソをちょいと飲むというのもおしゃれ。
 バルはそもそもスペインが本家のようだが、イタリアやフランスにも広がってきているようだ。大半が立って飲んでいるようだが、そのうち気ぜわしい東京にもバルのような店が進出してくるのかもしれない。


写真1 100円コーヒーの紙コップ(左からセブンイレブン、マック、バーガーキング)

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